子守唄を歌ってよ

子守唄を歌ってよ

 


さびしい風が部屋に押し寄せる

独り寝の悲しさに涙がこぼれでる


流れる風が冷たさを投げてきて

部屋の灯火なくしてしまう

だから歌ってよ歌ってよ

赤子に聞かせる歌のように

だから歌ってよ歌ってよ

明日が見える子守唄を

 

 


時計の針を聴きながら

部屋の暗さに身を任せ

独り寝のさびしさに

心が泣いている


部屋のランプを灯しても

夜の長さが身にしみて

ひとり籠った部屋の中

胸に涙を運んでくる


だから歌ってよ歌ってよ

母に聞いた歌のように

だから歌ってよ歌ってよ

子守唄を歌ってほしい