未練波止場

未練波止場

 

 

岬のはずれで 傘もなく

一羽のカモメが鳴いてます

雨の雫を手のひらに

広げれてみれば こぼれゆく

ああ あの人に逢いたくて

未練の波止場

 

 

 

 


小雨に煙る桟橋を

汽笛一声船がゆく

これから先はどうすりゃいいの

一途に賭けた人なのに

ああ あの人にすがりたい
 

未練の波止場

 

 

 

 

恋にやつれた カモメドリ

行きつ戻りつ港町

夢に見たのに叶わない

か細い肩がふるえてる

 

ああ あの人を思い出す 

未練の波止場