ふたりの恋

ふたりの恋

 

ふたりの恋は雪の降る京都の街ではじまった

京都で逢ったその時は

コーヒー飲んで喫茶店

映画を見た時ふたり並んで


いつの間にか知らないうちにふたりの仲は恋人同士

 

 

 


いつか別れがくるのを知らないように

京都で逢ったその時は

コーヒー飲んで喫茶店

映画を見た時ふたり並んで

知らないうちにふたりの仲は恋人同士


神戸て逢ったその時は

ワインを飲んでカウンター

時の流れに流されて

いつか知らないうちに別れたふたり


空に浮かぶ雲が流れるように

 

 

 


ふたりの残した思い出は淡いレッドの香りがする

恋を残した後には何も見えない

映画を見た時ふたりで並んで

波止場のベンチでいっしょに座って


時が流れて別れがきた時

訳も聞かずに別れたふたり

紅をさす紅が消えていくように